サフラジェットジュエリーコレクション展示のご案内2017/01/22

アメジスト&ペリドット&パール&ダイヤモンド ゴールドネックレス
イギリス映画『未来を花束にして』(原題:Suffragette)の公開を記念して、アーツ&アンティークス ミアルカではサフラジェットジュエリーコレクションを展示しています。

【サフラジェットジュエリーコレクション展示】
大名古屋ビル Shops & Restaurants3F アーツ&アンティークス ミアルカ
期間:1月16日(月)〜2月19日(日)

☆女性の悲願達成に役立った興味深く美しいジュエリー☆

サフラジェットとは、約100年前、20世紀初頭のイギリスの婦人参政権運動及び運動家という意味で、その活動を広めるにあたり考案されたのがサフラジェットジュエリーです。
日本では戦争に負けた結果手にできた婦人参政権ですが、英国では闘って手に入れました。エメリン・パンクバースト率いる女性社会政治連合(WSPU : Women's Social and Political Union)は「Give Woman Vote」(婦人に参政権を与えよ)というダイレクトなメッセージを緑(Green, Give)、白(White,Woman)、紫(Violet,Vote)の3色で表現しました。

この3色を使用したジュエリーがサフラジェットジュエリーで、緑にはエメラルド又はペリドット、ロシアのウラル山脈で少量取れる希少なデマンドイドガーネット、白にはパールやダイアモンド又はエナメル、紫にはアメジストやピンクサファイア、トルマリンなどを使用しています。
重要なのは色なので、色さえ合えばあらゆる素材で作ることができました。(貧しい人は3色の色の襷やバッチを身に着けました)
洗練されたエドワーディアン期(1901年~1910年)のジュエリーの中に、今ではそうとは気づかれず、意義深いサフラジェットのジュエリーが紛れています。

このジュエリーを身に着ければ、静かに確固たる立場を表明できました。WSPUメンバーの多くが、中流、上流階級に属していたため、1908年から第1次世界大戦の始まる1914年まで、特別上質な特注品から、大量生産品、バッジに至るまで何千ものジュエリーが作られました。
ジュエリーを身に着け、婦人参政権を主張したとは、女性のアンティークディーラーとして、ちょっと嬉しい史実です。


映画『未来を花束にして』は「実話をもとに、1910年代のイギリスで参政権を求めた女性たちの姿を描いたヒューマンドラマ」です。
名古屋では1月27日より伏見ミリオン座にて公開されます。およそ100年前、この宝石を身に着け、世論に屈せず、声高に権利を主張し世界を変えた女性たちが確かに存在したこと、この機にその目で是非確かめにお出かけ下さい。

『未来を花束にして』オフィシャルサイト http://mirai-hanataba.com/